三脚とは、予算別の三脚の選びかた

三脚イメージ
The following two tabs change content below.

小山洋介

料理写真のカメラマンをやっております。日本酒が好きです。カメラはキャノン党です。

三脚は写真の構図を決めた後に、カメラの位置を固定するための道具です。料理写真の撮影ではコース料理の集合写真を撮るときなどにあると便利です。三脚なしでコース料理を撮ることもできますが、構図を決めて細かい微調節が出来ないので大雑把なレイアウトになってしまいます。三脚はできれば用意したほうがよいです。

三脚のサイズは機能としては大は小を兼ねます。問題は持ち運びの際に「大きいと重い」ということです。大きくなるほど値段も高くなります。三脚の足が小さくて細いと少し触れただけで決めた構図が動いてしまいます。ゆえに、安定した丈夫な三脚が良い三脚ということになります。

三脚の材質

三脚の材質はカーボン、アルミが多いです。私のオススメは軽くて丈夫なカーボンですが値段も高いです。普及品ではアルミが多いです、カーボンはアルミの倍くらいの価格になりますので予算によりけりといえます。

オススメの三脚ブランド

三脚のブランドとしてはプロに人気の高いブランドは以下2つです。

世界中のプロフォトグラファーから信頼されているブランドですが、高品質な三脚はそれなりの値段がします。他には、スリック、ベルボン、ハスキーなど代表的なメーカーがありますが私は長期間にわたって使ったことがないので言及できません。ただ実際に様々な三脚に触れて確認したので間違いないと言えるのは、ジッツォやマンフロットの高価格帯と同サイズでスリック、ベルボン、ハスキーなどの三脚の安定性をくらべると「雲泥の差」でジッツォやマンフロットが安定しています。もちろん価格も高くなりますが。

他のブランドは安定性に欠ける代わりに価格が安いです。しかし、三脚はカメラを固定するために使用するので、安定していない三脚は出来れば避けたいです。

私が使っている三脚

2017年現在の私は新興中華ブランドのマセスのカーボン三脚を使用しています。私はジッツォの5型という巨大三脚も所有していますが、見た目が華奢な三脚としてはかなり高品質で安定性が高く軽いです。まだブランドがあまり認知されていないのでジッツォに比べて価格がかなり割安の設定になっています。

私は以前はジッツォの5型という高さ2.5mほどまで伸びる巨大な三脚を使用していました。三脚の重さに耐えきれなくなって来たので、サイズの小さなマセスに変更しました。

三脚の選びかた

カメラの選び方でも解説をしましたが、なるべくセンサーサイズの大きなカメラを買う、という戦略はここでも同じです。予算の許す限り軽くて丈夫な三脚を買うことです。

スマホでのみ撮影するのでしたら卓上三脚が2000円程でありますので、それを購入されると良いです。
ということで独断で3万円までの予算で三脚を並べてみます。私の好きなジッツォは価格が高くて一つも候補に入りませんでした。

独断で決めた予算別の三脚

三脚の価格としては数千円〜20万くらいまでかなり開きがありますが、このページをご覧になっている方はほとんどの方が数万円までが予算と思いますので、その辺りの三脚を独断でピックアップいたします。

2千円以下

HAKUBA 4段三脚 W-312 ブラック エディション 小型 3WAY雲台 アルミ W-312BK

1万円まで

Manfrotto 三脚 COMPACT Action フォト・ムービーキット アルミ 5段 ブラック

2万円まで

Manfrotto 三脚 アルミニウム 4段 ブラック トラベル三脚

3万円まで

Manfrotto プロ三脚 190シリーズ アルミ 3段 + RC2付3Way雲台キット

ボール雲台、3way雲台のどちらがよいか

自由雲台、3way雲台のどちらがよいかは「用途と好み」です。細かく水平を気にするのでしたら3way雲台に軍配が上がります。ある程度の構図を素早く決めるのでしたらボール雲台に軍配が上がります。私はどちらも使用してますが、時間の取れる撮影なら3way雲台、素早く撮影する必要がある場合はボール雲台といった使い方をしています。

iPhoneやスマホ用に卓上三脚

スマホなど小さなカメラで撮影する場合は卓上三脚があると便利です。
Manfrotto ミニ三脚
テーブルの上に三脚を乗せて撮影するので操作もしやすく、軽くて持ち運びも簡単ですのでオススメ出来ます。

まとめ

三脚は構図を細かく決める時に必須の道具となります。もちろん、なくても撮影はできます。三脚ありの場合よりも細かく構図を決めようとすると非常に時間がかかってしまいます。より良い写真を丁寧に撮影するために三脚は必要な道具です。